生細胞超解像イメージング研究チーム

研究テーマ「植物細胞を用いた膜交通研究」

植物細胞を用いた膜交通研究

植物細胞は、美しい層板構造をとるゴルジ体が一つ一つ独立して存在し、ゴルジ体がこのような構造をとる必然性を考える上で理想的な研究材料です。これまでに、ゴルジ体が小胞体出口のごく近傍に存在していること、またゴルジ体の最もシス側の領域に小胞体から積荷を受け取る特別な部位が存在すること(GECCOと命名)を明らかにしました(2017 プレスリリース)。その機能をさらに理解するために、生化学的なアプローチを進め、また他の生物種との比較を行っていきます。

またさらに、ゴルジ体のトランス側に存在するトランスゴルジ網(TGN)が、ゴルジ体とはアイデンティティを異にする独立のオルガネラであることを示してきましたが、そこにおける輸送キャリア(アダプター複合体など)の使い分けとTGN内のゾーンの研究を進めています。

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